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アーカイブ: 11月 2017

虫歯の病因 ④遺伝

虫歯は遺伝性疾患なのでしょうか。

答えは、いろいろな意味で遺伝性疾患です。

まず、親から子供へ食事やお口のケアに関する習慣が伝わり、歯やお口の健康管理に対する考え方なども子供達は知らず知らずのうちに学んでいると思います。

さらに、親が同じスプーンや箸で子供に食事を与えることで親の保有する虫歯菌が伝播する事からもそう言えます。

ただこれは生活習慣の事です。今回は虫歯への感受性が遺伝子的に直接どのように遺伝するかについてお話ししたいと思います。

近年の虫歯研究により、虫歯への感受性、すなわち虫歯リスクは実際に遺伝子によってもコントロールされていることがわかってきました。

昔、行われたある研究で、数年間に渡って甘い物を食べ続けても虫歯を発症しなかった人がいる一方で、糖類の摂取を止めても虫歯を発症し続けた人もいました。

すなわち、遺伝的要因でほとんど虫歯の感受性がない人達がいる一方で、その逆の人達もいます。それは同じく遺伝的要因で、虫歯に罹患しやすいということです。

では、実際にお口の中でどのような事が起こっているのでしょうか。

ここからは少し掘り下げた話しになりますね(*_*;

遺伝子は歯面に蓄積するバイオフィルム、つまり歯垢の組成をコントロールすることから虫歯の罹患のしやすさに影響を及ぼしています。

バイオフィルムは歯面から約10ミクロンの厚さのところでは、主に唾液タンパク質、いわゆるプロリンに富むタンパク質であるPRPタンパク質で構成されています。例えば、PRPタンパク質は歯面に定着する虫歯の誘発性または非誘発性の微生物のどちらが優勢になるかどうかに影響しています。

すなわち、虫歯遺伝子は、虫歯細菌に容易に付着する唾液タンパク質をコードしているという事です。しかし、虫歯をほとんど持っていない人達には、異形タンパク質をコードする遺伝子があることから、善玉細菌が付着するのです。

この様に、遺伝的要因で虫歯になりやすいとしても決してあきらめないで下さいね。

どうしても虫歯リスクは高いとしても、上手にコントロールする事によって虫歯は予防ができる疾患です。

他の人達よりも食事回数や食事の内容にも気をつけたり、定期的に専門家によるメンテナンスを受けることや、セルフケアに気をつけることでリスクを軽減する事は可能です。

毎日の生活習慣なので、確かに大変ではあると思います。

ただ、一人でやるのでは決してありません。歯科医師・歯科衛生士がしっかりとサポートさせていただきますので、共に頑張りましょう!(^^)!

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虫歯の病因 ③唾液

唾液は口腔環境のバランスを維持するためにとても重要です。

唾液の働きは主に

食物残渣を洗い流すこと

歯を再石灰化すること

口腔粘膜を円滑にすること

・お口の中に微生物が大量に定着するのを防ぐこと

この唾液の働きが弱くなると、お口の中は大変なことになります。日頃から良く噛んで唾液の分泌を促して下さいね。

 

では、唾液は1日にどの位分泌されるのでしょうか。

およそ、0.7リットルから1.5リットル産生されます。唾液の分泌量と唾液組成はお口の中の活動によって変化し、安静にしている時と咀嚼している時とは異なります。

 

そこで、唾液はどの様な成分で構成されているのでしょう。

唾液は99.5%が水分でできています。その他0.5%の構成成分は、主にタンパク質・糖タンパク質・無機質です。

0.5%の中の過飽和カルシウム塩が歯石として沈着します。(縁上歯石)特に唾液腺の開口部付近の上奥歯の左右頬側と下前歯の舌側に歯石がたまりやすいのです。

重要な緩衝システムとして働いているのが、唾液中の炭酸水素イオンHCO₃です。

炭酸水素イオンHCO₃は、虫歯細菌が酸を産生する時や酸っぱい物を食べる時など、酸が加わると緩衝作用をします。

 

先ほどお話しをした唾液の分泌で、安静にしている時と咀嚼している時とは異なります。

安静時唾液とは、睡眠中など刺激のない状態で分泌される唾液です。

刺激唾液とは、咀嚼によって、また酸味や甘味によって分泌される唾液です。

そして安静時唾液と刺激唾液は成分が違います。刺激唾液は食べ物をスムーズに取り込んだりお口から排除したりするのに適しており、サラサラで流れが良い唾液です。安静時唾液よりお口の中の酸化を防いでくれます。

一方、安静時唾液はムチンとタンパク質をより多く含んでいます。

唾液量はとても重要です。目安は

安静時唾液

・正常:>0.25ml/分

・少ない:<0.1ml/分

刺激唾液

・正常:>1ml/分

・少ない:<0.7ml/分

唾液量が気になる時は、クリニックで検査が出来ます。お気軽にお問い合わせください。

 

ドライマウスについてです。

口腔乾燥症と唾液減少症があります。

まず、口腔乾燥症は主観的な口の渇きを意味します。唾液の分泌量が減少しているか否かは関係がありません。

それに対して唾液減少症は、客観的に唾液の産生に障害が起こり、唾液分泌量が安静時唾液で0.1ml/分、刺激唾液で0.7ml/分を下回る場合をいいます。

唾液分泌量が減少すると、虫歯のリスクと口腔カンジダ症などの感染症のリスクが急激に上がります。

ドライマウスは年齢と共に増えますが、それよりも関係があるのは全身疾患と投薬内容です。

唾液分泌量はいくつかの因子・状態・疾患に影響を受けます。

ドライマウスの原因例

・薬の副作用

・シェーグレン症候群、またはその他の唾液腺疾患

・放射線治療

・感染

・乾燥

・心因性原因

・緊張感

・脱水症

・腫瘍

・先天性奇形

・栄養失調

様々な原因や心的状態がドライマウスを引き起こします。

以前より口の中が渇きやすくなったり不快感が続くなどの症状がある時は、是非早めに受診して下さいね(^^)/

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12月の矯正日

12月の長濱先生矯正日の日程です。

12月15日(金)18:00~

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