睡眠時無呼吸症候群とマウスピース

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは睡眠中にたびたび呼吸が停止したり弱くなることで、十分な酸素を取り込めなくなったり熟睡できなくなったりする病気です。 この病気が原因で、様々な症状が出てくることで、日常生活に支障をきたす場合もあります。また睡眠時無呼吸症候群は、生活習慣病とも深く関係しており、放置すると生命の危険にさらされる恐れもあります。 では、睡眠時無呼吸症候群の症状はどの様なものでしょうか。 ◎睡眠中のいびき、10秒以上の呼吸停止、時に呼吸停止が1分を超える場合もあります ◎夜中に目が覚める(途中覚醒)、夜間尿回数の増加 ◎起床時の頭痛、熟睡感がない ◎昼間の眠気、倦怠感、居眠り ◎集中力、記憶力の低下 睡眠時無呼吸症候群の原因は寝ている間に、上気道(空気の通り道)が塞がることで起こります。 それを口腔内装置(マウスピース)を装着することで、下顎が少し前に出て舌が上がり、気道が広がることで呼吸はしやすくなります。 マウスピースの種類は上下一体型(モノブロックタイプ)と上下分離型(ソムノデント)があります。   上下一体型(モノブロックタイプ) 長所:保険適応されているため製作費用が安価 短所:上下顎が固定されているため、下顎の位置を細かく微調整が出来ない 使用により、不快感や顎関節を痛める時がある 嚥下や咳がうまくできない 上下分離型(ソムノデント)※欧米の主流タイプ 長所:上下分離型で下顎を動かせるため、顎関節に負担が少なく、また嚥下もできる 装置内部にソフトな素材を採用しているため、装着感が良く、着脱も簡便 下顎の微調整ができるため、長期使用しても適切な状況で使用出来ます 短所:保険適応外   睡眠時無呼吸症候群の症状がある方はどうぞお早めに受診をされることをお勧めします。  
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