歯数の少なさと認知症のリスク

皆様、定期メインテナンスは受けていますか?

歯科医院はどこか悪くなってからいく場所から、悪くならないように予防するための場所へ変わってきています。それも幼少期からケアのための定期健診を行い、乳歯の時期からむし歯予防と歯周病予防を行うことが望ましいです。

歯を失う原因で最も多いのは歯周病ですが、歯茎が常に炎症を起こした状態になると脳に悪影響を与える物質が分泌され、認知症に繋がりやすくなることも考えられます。

また、奥歯を失うと嚙み合わせが安定せず、噛む力も衰えるため、脳への刺激が減って脳細胞の減少にも繋がります。噛める食材も限られてしまうので、認知症予防に効果的なビタミン類などの栄養素の摂取量も減少していきます。

何らかの原因で歯を失ってしまった場合、大切なのはそのままにしない事です。失ってしまった歯を義歯やインプラントで補うことで、認知症リスクを減らす事ができます。よく噛むことができると、脳の血流が良くなり脳細胞が活性化され、結果として認知症予防に繋がるわけです。

義歯やインプラントの使用で認知症になる危険性は減少しますが、自分の歯を残すことは非常に大切です。やはり義歯は自歯と比べて噛む能力が落ち、異物感もありますので自分の歯が残っているに越したことはありません。健康長寿のためには、まず自歯の喪失を防ぐことが何より重要です。

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