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よくある質問
根管治療
根管治療について
根管治療（歯の根っこの治療）は、虫歯が神経まで到達してしまった場合に、神経の通る管（根管）の組織を取り除いて、根っこをキレイにする治療の事です。歯根治療とも呼ばれます。
虫歯を放置すると、やがて細菌が出す毒素や細菌自体が歯の内部にある歯の神経（歯髄）まで到達し、いわゆる虫歯の激痛を引き起こします。また症状がさらに進みますと、歯に触れただけで痛んだり、腫れを伴うこととなります。
根管治療で治せないケース
歯の根っこに膿が
溜まってしまっている歯
溜まっている膿が軽度であれば再度神経をキレイに消毒して膿を出すという処置をすれば改善できるので抜歯には至りません。
しかし、膿が重度で多く溜まってしまっている場合は、周りの骨をも溶かしてしまうことになるので、そうならないように抜歯することになります。
歯の根っこが割れている歯
歯の噛み合わせが強すぎたり、歯並びの問題で一部の歯だけに強すぎる負荷がかかる噛み合わせになる人がいます。そのような人は、ぐっと食いしばった拍子に、歯の根っこに負担がかかりすぎて、歯の根っこが割れてしまうことがあります。
根管治療の流れと
治療期間について
根管治療の治療期間
根管治療は、大切な歯を抜かずに残すために行う、とても重要な処置です。私たちも可能な限り短い時間で、良好な予後につながるよう心がけております。しかし、歯の根の中（根管）は非常に複雑な構造をしているため、治療には高度な技術が必要です。
洗浄や消毒が不十分なまま治療を終えてしまうと、むし歯の再発や歯根の炎症が起こり、再治療が必要になることがあります。そのため、しっかりと治すには一定の時間や回数がかかります。
治療にかかる期間は人によって異なり、早ければ2週間ほどで終わることもありますが、複雑な場合は数か月に及ぶこともあります。主な理由は根管の形が複雑であるため、1回の処置ではすべてをきれいにできず、複数回に分けて洗浄・消毒を行う必要があるからです。
当クリニックは、大切な歯を失わない為に最後まで治しきる事と、虫歯をつくらない予防歯科（メンテナンス）をお勧めしております。
根管治療の流れ
歯髄炎・根尖性歯周炎
歯髄炎
重度の虫歯で歯髄まで菌が及んだ場合の状態です。
根尖性歯周炎
根の先端に膿の袋が出来た場合の状態です。
※歯髄炎の場合より、治療に時間がかかります。
拡大形成
感染を起こした歯髄をきちんと除去します。
根管内を洗浄し、出来る限り無菌状態にします。
感染した根管壁を専用の器具で削り取り、根管長を測定し、形を整えていきます。
※この段階の治療に時間がかかります。根の本数の多い奥歯の治療は余計にかかります。
根管充填
きれいになった根管内に隙間なく薬を詰めて根管治療の完了です。
※この時、根の先端まできちんと詰め、
X線写真で確認します。
※治療途中で放置すると痛みや腫れが出る可能性があり、さらに進行すると歯を残せなくなることもあります。継続的にご来院ください。
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