SUNSTAR歯科情報誌にオーラルフレイルの記事が掲載されていました(^^♪
心身の老いは感じるけれど、まだまだ介護は必要ない。
そんな健康と要介護の中間段階を「フレイル(虚弱)」と言います。
「オーラルフレイル」とはフレイルの症状の中でも比較的早い段階で起こるもののひとつです。まだ老化なんて、と言う方も、将来要介護にならず、健康で自立した生活を維持するためには、老化のサインのひとつとも言える「オーラルフレイル」を見逃さず、対処・予防していくことが欠かせません。
まず、「栄養(食の偏りを無くすための口腔機能維持)」「社会性(社会に出て、積極的に活動すること)」「運動(筋肉量の維持を目指した日常の活動)」の3つの要素を三位一体として、バランス良く保つことがフレイルを予防し、健康長寿につながる秘訣です。
特に「栄養」では口腔機能の維持が大きく関わります。歯を失ったり、むせたりして、食べこぼしの症状が見られてくると、食事がしにくくなり、栄養バランスの乱れや低栄養状態へとつながります。そこから筋肉量が低下しフレイルとなり、最終的には寝たきりで社会活動ができなくなってしまいます。
オーラルフレイルの症状
⦿ 食事でよく食べこぼすようになった
⦿ 硬いものが噛めなくなった
⦿ むせることが増えた
⦿ 滑舌が悪くなった
‥‥。このような症状はありませんか?ささいな症状ですが、これが「フレイル」への第一歩です。
そこで、簡単なオーラルフレイルチェック方法があります。
①「パ」「タ」「カ」をそれぞれ続けて発音
②5秒で何回言えるか数える
③1秒あたり6回、つまり5秒で30回以上発音できていれば、お口の状態は健康
①~③を試しに行ってみて下さい!(^^)!
そしてオーラルフレイルチェックの「パ」「タ」「カ」に「ラ」を加え、「パパパ、タタタ、カカカ、ラララ」「パタカラ、パタカラ、‥‥‥」と続けて発音します。
これはパタカラ体操と言って、できるだけ大きな声で、はっきりと声を出すことで食べるための機能を高めるトレーニングになります。
パ ‥‥ 食べ物を口からこぼさない唇の働き
タ ‥‥ 上あごにしっかりくっつく舌の働き(食べ物を押しつぶす・飲み込む)
カ ‥‥ 誤嚥せずに食べ物を食道へと送る筋肉の働き
ラ ‥‥ 舌全体を上下にしっかり動かす働き
このパタカラ体操と、専門的なプロフェッショナルケア(歯石除去や症状の早期発見)&毎日のセルフケア(適切なブラッシングや洗口)がオーラルフレイルの予防・改善に大きく役立ちます。
老化は足腰ではなく、お口から( ^)o(^ )
(出典:SUNSTAR歯科情報誌)
日付: 2018年4月26日 カテゴリ:スマイルニュース