『病は口から』
動脈硬化というと中高年が発症するものと思われがちですが、じつは動脈の「硬化」自体はゼロ歳から初期病変が見られます。大切なのは硬化を進める危険因子を避け、予防していくことです。
『心臓の血管から歯周病菌を発見』
歯周病患者で心冠状動脈のバイパス手術(詰まった動脈の先にバイパスをつくる手術)を受けた人の血管壁を調べたところ、約25%の人から歯周病菌が見つかりました。さらに歯周病が重度の方ほどP.gingivalis等の菌の検出率も高いことが判明。歯周病菌が歯肉溝から血管に入り、全身に影響を及ぼすことが証明されました。
(出典:タフトクラブvol.153)
歯周病菌は口の中だけでとどまっている訳でなく、血管に入りこみ全身に流れていることがわかります。そして中高年になったら心配な訳ではなく、年齢が若い頃から気を付けておく必要があります。セルフケアの方法を身に付けることで、様々な疾患から体を守ることにつながり、総合的に健康を保てることにつながります。
歯周病がまさか命に関わるとはなかなか想像がつかないと思います。人の体には多くの菌がいますが、善玉菌を増やす生活習慣がとても大切です。今の生活習慣をベースに、出来ることから少しずつ、無理なく改善ができたら素晴らしいですね。重要なのは、短期間気持ちが入って頑張るよりも、無理なく長く続けられることです。
皆さまの笑顔を守れるように、私達も日々頑張って参ります!
日付: 2019年10月29日 カテゴリ:スマイルニュース